当社は、1級建築士事務所も併設しており、石川県建築士事務所協会にも登録しています。
協会からはメールにて講演や講習会の案内していただき、今回、今話題の東京スカイツリー
の照明デザイナーの講演があるとの案内がありました。
また、今回のスカイツリー照明は、LEDが実現する新しい照明設計であるとのことで
1時間30分、最初は昼食後すぐでもあり、暗くなると同時に睡魔との闘いではありましたが、
だんだんと講演者のシリウスライティングオフィス戸恒さんのトーンが上がるにつれ、
私ものめり込み聴かせて頂きました。

(暗くて手振れして映りが悪くすみません。
タワー上部を照らすLED。展望台から下を照らすLED。タワー芯柱を照らすLED。そしてタワーの展望台は
時計光をLEDで放ちます。)
すみだ(東京の墨田) に立つ
江戸 に立つ
日本 を代表する
山の手(新宿、池袋)と川の手(下町)を光で結び、大きな東京の夜景をつりたいとの思いで
照明提案競技ので選ばれたとのこと。
江戸の雅(みやび)は紫。 粋を表現するブルー。を含め考えた案を当時、大型のLED照明では
実現できるメーカーはなく、照明メーカー5社に依頼し、その内3社が残り最後はパナソニックで
オールLEDが実現できたのこと。
計画当初は、大規模な建築物にも使われているメタルハライドランプにて照明する予定を
2000個近くの照明器具が1年足らずで交換する必要があり、毎年莫大な交換費用がかかるものが 結果として
従来の照明器具より大幅に電気量を抑え
デジタル制御により繊細な明かりをコントロールでき
LED照明の大規模な建築への転用を宣言
日本のLED技術のレベルの高さを世界にアピールできる 機会となるであろうと。
一つ残念なことは、現在LED照明は1995個設置となり、今となって思えば、あと少し加えて
2012とすればよかったな~ と。
照明デザイナー戸恒さんは、大震災があり、東京では節電のためコンビニなどでも必要なところ意外は電気を落とし、
そのことが逆に照明の陰影をはっきりさせて街がきれいになったように見え、電気をoffするのではなく、
加減したり、工夫したりすることで日本の光の文化をあげていきたいと。
終了時間には学生時代行った欧米の海外研修で夜間照明が大変美しかったことを思い出し、また、金沢の地では
パナソニックの新築・増改築のお店「リファイン城東」でもLED照明をもっと今以上に提案していかなくてはと思う時となっていました。